焼きもの はせ川、札幌市西区琴似の和食居酒屋

はせ川の価格は、安値100円おでんから高値お刺身盛り合わせ2,000円までといった感じです。
以前に同地域で1~2を競う和食料理店のオーナー料理長として、予約無しには待機覚悟で来店するお店でした。
ご家族の不幸を機に廃業され寂しく思っていたのですが、数年前にBOX席が3席・カウンター6~7名の料理店はせ川をオープンされました。

はせ川は、幹線道路から路地に入り提灯の灯りが目印の繁華街では「存在感」の薄いお店です。
内装は高級感を感じさせないフランクな明るい和食料理店です。

はせ川は観光客を集客するお店ではありませんので、北海道定番の魚介類をメインとせず、北海道は勿論、全国の「旬の食材」を使った料理を提供してくれます。
札幌では、中々お目に掛かれない「京風・だし巻き卵」が一番のお薦め品ですね。
聞けば、若い時分には京都で修行されていたとの事ですので、札幌で京風も納得です。

お刺身も本マグロ・自家製〆さばが「盛り合わせ」でオーダーすると必ず入ってきます。
5~6品の旬の魚が盛り込まれてます。
5~6品の盛り込み、ごくごく普通なのですが、口もとに運ぶ際に是非目で味わって頂きたい点があります。

それは切り口、はせ川のお刺身の切り口を見て頂きたいです。
断面が鋭角で「切れる包丁なんだろうな」と思わせてくれます。
味に直結しないかも知れませんが、鮮やかな切り口の切身には美味しい予感を感じさせてくれるとも思います。

他にはせ川で用意している料理は、少数精鋭といった感じです。
煮魚・焼魚・焼鳥・小鉢物・野菜料理などなど、品書きには10数品の掲示だけなのですが、大衆居酒屋に有りがちな定番メニューが無く、ホール担当がお客様の好みを聞いてからお薦め品を旬と産地を簡単に説明してくれますから、興味のある旬の食材を正統派の調理で食せます。

若い男女向けに評判なのが、「関東炊き」いわゆる、濃口おでん。
これがまた本格派なのです。具材を最良の頃合で味を止めて、オーダーの都度、個別に温めて提供してくれるのです。
辛過ぎず甘過ぎずといったところですね「腹にも懐にも」。

最後に、はせ川の親父談です。
機敏な所作でテキパキと調理する姿に職人の匠を感じるのですが、会話にチョイチョイ「親父ギャク」が出てくるのです。
厳格な調理の匠が、斬れ味悪い親父ギャク。
このギャップになにかホットしますし、常連さん・一限さんの垣根を感じさせない店の雰囲気の演出にもなっていると思います。

店名:焼きもの はせ川
住所:札幌市西区琴似二条5丁目2-5-5
電話:011-615-5678